不定期連載「コラボの原産地」第 37 回
【ウルトラQ~ウルトラセブン】商品開発担当者と語る
「ウルトラ怪獣」愛 インタビュー
コラボレーション商品を紹介することを口実に作家さんやクリエイターさんと制作秘話を対談する企画。
今回のコラボは、放送から60周年を迎え、世代を超えて絶大な人気を誇る特撮作品『ウルトラマン』。
株式会社 円谷プロダクションの商品化担当の月脚知美さんにインタビューさせていただきました。さらに後半では『ウルトラマン』の大ファンでもある画家・ヒグチユウコさんにもコメントをいただいております。
インタビュアーを務めるのはグラニフのコラボレーション担当、石川です。
幾度にわたるウルトラマンシリーズとグラニフのコラボレーションを経て、新たに「ウルトラ怪獣」をテーマにしたコレクションをご用意しました。
これまでのアイテムと組み合わせやすいものから、初めてのアイテム、ヒグチユウコさんの描き下ろしデザインまで、幅広くお楽しみいただけます。
ぜひ最後までご覧ください。
商品化担当者さんの“ウルトラマン” の原点
石川今回は株式会社 円谷プロダクション(以下、円谷プロ)の月脚さんにお話を伺います。
まず、月脚さんの円谷プロでの役割を教えていただけますでしょうか?
月脚さん(以下、敬称略)ウルトラマンシリーズの営業本部に所属しています。特に今回のグラニフさんとのコラボレーションのような、アパレル商品の企画営業を担当しています。
石川たくさん商品があるので円谷プロ内にいても「いつの間にこんな商品が出たの?」ということが起こりそうですね。
月脚あります、あります。担当外のものはできあがったサンプルを見て初めて知るので、毎回驚きます。私が担当したときは、できあがったアイテムを皆のところに持って行って「かわいい〜」と言ってもらい、満足して席に帰ります(笑)。
石川ずっと商品にかかわっていると、別の人の新鮮な感想が知りたくなりますよね。
月脚さんはウルトラマンシリーズがお好きで円谷プロに入社されたそうですが、好きになったきっかけはどういうものだったのでしょうか?
月脚私が出会ったのは大人になってからで、ウルトラマンシリーズが好きな友人から「あなたは“ウルトラマンゼロ”が好きだと思うから、一回観て!」と勧められました。それで一緒に映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』を見て、まんまと刺さりました。
ウルトラマンゼロが若くてヤンチャなルーキーとして出てくるのですが、私のキャラの好みに合ってると思ったそうです。そのとおりでした(笑)。
その後友人と一緒にイベントに行ったりするうちに、自分でもどんどんハマっていった感じです。
石川そこから円谷プロ入社まで行くのはすごいですね。
月脚ご縁があって入社できたのは、すごくうれしかったです。
石川月脚さんが思うウルトラマンシリーズの魅力は、どんなところでしょうか?
月脚ただ強いヒーローと悪い怪獣がいてやっつけて終わり…ではないところです。
怪獣たちにもストーリーや背景があり、ただ暴れているのではなく、きちんとした理由があったりします。ウルトラマンや人間が怪獣を助けるときもあるし、怪獣が人間を助けることもあります。そういう多様なメッセージ性やドラマが心に刺さりました。
ヒーロー同士も師弟や親子といった関係性があっておもしろく、次々といろんな作品を見ていきました。
60年前の作品を今見ても通じるメッセージがあり、長く続いた理由を実感します。
石川シンプルな勧善懲悪ではなく、怪獣もそれぞれ自分たちの生態系で生きています。言葉は通じないけれど彼らには彼らの生活や人生があると感じられるのが、最大の魅力ですね。だからこそ、今回はウルトラ怪獣に特化したコレクションをやらせていただこうと思いました。
コレクションアイテムの見どころ
石川今回は『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に焦点を当て、「ウルトラ怪獣」というテーマで作らせていただきました。あえてヒーロー側をあまり描かないというグラニフでも珍しいコレクションです。
月脚さんは特に好きな怪獣や、思い入れがある怪獣はいらっしゃいますか?
月脚今回のコレクションの中では、ピグモンです。だいたいの怪獣は巨大化してウルトラマンと戦いますが、ピグモンは「友好珍獣」という二つ名のとおり、科学特捜隊のメンバーを助けるために一生懸命動いたりと、人と近しい存在で、かわいらしくて大好きです。
コレクションにいない中では、ギャンゴが好きです。人間の意思を叶える不思議な隕石が変形した怪獣で、悪意を持った人間の意思が生み出してしまったので、人を脅かしたり、イタズラばっかりする様子がかわいらしいです。どちらの怪獣も、駄々をこねる子どものようなかわいさがあります。
石川円谷プロ作品とのコラボは何度もやらせていただいていますが、その間グラニフも進化を続け、コラボ初の試みや新しいアイテムもいろいろとご用意しました。
月脚服だけでなく小物も多いので、雑貨として持ち歩きたい方にもお楽しみいただけますね。
石川デザイン面でもいつもと違うことに挑戦しようと「前後左右、360度で怪獣の魅力を見せられないか? 」「怪獣の気持ちはどうやったら表現できるだろう?」とチームで話し合いながらデザインしました。
これまでのコラボを楽しんでいただいていた皆様にも、さらにお楽しみいただけると思います。月脚さんとひとつひとつご紹介します。
「ウルトラ怪獣」Tシャツ
石川レッドキング、バルタン星人、ダダ、ジャミラ、ゼットンの後ろ姿が並び立つ「ウルトラ怪獣」のプリントTシャツです。「ULTRA KAIJU」のロゴを組み合わせ、よく見ると怪獣の向こう側にウルトラマンの影も入っています。
月脚作品中にはない、みんなでウルトラマンに立ち向かっている感じがすごくいいです。怪獣の背中をじっくり見る機会はなかなかないので、おもしろい魅せ方ですね。今回は怪獣が主役なのでヒーローはシルエット、というのも象徴的です。
石川「KAIJU」はモンスターとも違うので、「SUSHI」と同じように英語でもそのまま使われていますよね。
月脚はい、グローバルに「KAIJU」と使われています。
石川今回のコレクションを象徴するデザインで、「かっこよくウルトラ怪獣を着こなそう」というメッセージを込めたキービジュアルになっています。
「ウルトラ怪獣」ブルゾン&バッグ
石川次は「ウルトラ怪獣」ブルゾンです。バックに怪獣たちの後ろ姿を刺繍で表現し、オールスター感があります。
月脚後ろ姿がとってもかわいいですね。前から見るとシンプルなブルゾンで、日常使いしやすそうです。
石川フロントと袖にシルエットの刺繍を入れていて、お子様と「これは誰だ?」とクイズにできますし、紐にウルトラマンの赤いカラーを入れてさりげなく“ウルトラマン”アイテムだとわかるデザインになっています。
石川怪獣たちのシルエットは監修いただいていることもあり、過度にカラフルになりすぎずデザイン的におしゃれに表現できると感じ、ショルダーバッグも作りました。
石川ショルダーバッグは今までの形から改良されていて、底のファスナーを開けるとマチを広げられるようになっています。拡張するとシルバーの生地と「ULTRA KAIJU」の文字が底に見えるので、派手だと持ちづらいという方にも合うデザインです。
月脚刺繍らしいかわいさです。シンプルに使える配慮までされているんですね。
石川シーンにあわせて使いこなしていただけたら、と思います。結構いろいろ入るので街歩きに使いやすく、予定にない買い物をしても底を広げればたくさん入ります。バッグとブルゾンは、セットでもとても相性がいいものになっています。
「ミクラスVS エレキング」Tシャツ
石川ミクラスとエレキングの戦いをモチーフにした「ドッキングTシャツ」と呼ばれるもので、別々のTシャツをくっつけたようなデザインです。「ULTRA」と「SEVEN」のフォントやひび割れの有無で、違うTシャツ感を強調しました。
月脚丈まで違っていておもしろいですね。おしゃれに着こなしていただけそうです。
石川古着っぽい風合いが伝わるといいな、と思いながら作りました。また、エレキングの商品はよく見ますがミクラスのものは中々見ないので、作ってみたかったというのもあります。
月脚エレキングが人気ですし、ミクラスはもともと『ウルトラセブン』でダンが使うお助けカプセル怪獣ということもあってあまり出てこなかったので、取り上げていただいてありがたいです。
「ピグモン&カネゴン」2PACK Tシャツ
石川2枚のTシャツをセットにした「2パックアイコンTシャツ」です。2色のTシャツにそれぞれピグモンとカネゴンをワンポイント刺繍で入れています。
この商品はパッケージもデザインしているのですが、どうやったら2枚セットが魅せられるだろう?開けてみたいと思ってもらえるだろう? と考えて、足跡で表現しました。
月脚2枚とも、とってもかわいいです。赤はピグモンのカラーですね。
どちらも他のアイテムと合わせやすそうです。あと、カネゴンをデザインした服って、不思議と着やすいんです。
石川カネゴンの怪獣としての特性がファッションに合うのかもしれませんね。黒は普段着で、赤は勝負服とシーンによって使い分けしても楽しそうです。
「バルタン星人」シャツ
石川次は「バルタン星人 プロフィール」という半袖シャツです。怪獣を360度活かそうという、まさに今回のコンセプトを表すデザインを作らせていただきました。
月脚バルタン星人が半分の姿で、もう半分はプロフィールというデザインは珍しいです。背面には「フォッフォッ」とプリントされています。
月脚見るだけであの特徴的な声が脳内再生されますね(笑)。
石川意外と、怪獣のプロフィールを見られるデザインはないですよね。
月脚はい。バルタン星人はミクロにも大きくもなれますよ、と知っていただくいい機会です。
「ウルトラセブンVS エレキング」パーカー
石川ジップパーカはヒーローと戦っている姿も怪獣としての一部なので、ウルトラセブンとエレキングの戦いをシルクプリントで表現しました。前ポケットからウルトラセブンのエメリウム光線が飛び、バックのエレキングにヒットしています。フロントの胸元には「VS.ELEKING」のロゴを存在感のある刺繍であしらっています。
月脚すごく秀逸なデザインですね。おしゃれに着こなしていただけそうです。
石川洋服としても今風を目指したデザインで、袖がリブになっていたり、サイドの紐を引いて裾を絞ってお好みのシルエットに合わせられます。
「ダダ」ブルゾン&バックパック
石川いま月脚さんに着ていただいている「ダダ プロフィール」ブルゾンです。「三面怪人」という二つ名の通りフロントにちゃんと三面、刺繍で入れています。袖に体の模様をプリントしました。ダダの模様はかっこいいですよね。
月脚ダダは本当に模様が特徴的で、遠くからはただのボーダーに見えつつ、よく見ると「ダダだ!」とわかる、本当におしゃれな怪獣No.1です。
石川バックにはシルエットとプロフィールをプリントしました。1.9mと、割と人間に近いサイズまで小さくなるんですね。
月脚はい。そのうえ、母星から持ってきたミクロ化器で人間を小さくして標本化しようとするんです。
石川ダダにしろバルタンにしろ「母星がある」ということは、この顔の怪獣たちがいっぱいいるということですよね…想像するだけですごい世界です。かわいいのか恐ろしいのか(笑)。
月脚そうですね(笑)。バルタン星人は母星が壊滅してしまい、旅行中だった宇宙船がそのまま難民となってしまうんです。宇宙船の中に小さくなって何十億人と乗っているので、地球なんてすぐに乗っ取られてしまいそうです。
石川そういうストーリーにダダもバルタン星人も、すごく愛らしさがありますね。ウルトラマンを見たことがない人でも知っているぐらい人気です。
石川こちらはバックパックです。フロントとポケットにダダを刺繍で入れ、派手に主張しすぎないようサイドポケットに模様をプリントしました。
月脚日常使いできるデザインになっていて、本当にすばらしいです。
石川全面ダダ模様にしてしまうと着合わせが難しそうですが、これぐらいなら持ちやすく、ひとつ持っておきたくなるデザインです。
石川内側にもダダの模様を入れていますが、やっぱりおしゃれですね。
「レッドキング」パンツ
石川ここまできたら全身コーディネートしたいよね、ということでパンツもご用意しました。
怪獣が持つ模様やシルエットがデザインとしてすごくおしゃれなので、レッドキングも身体のラインで表現したらどうなるかと思いましたが、後ろ姿でそこまで怪獣感を強調せず、おしゃれになりました。後ろポケットにもレッドキングの織りネームがついています。
月脚レッドキングがこんなにおしゃれになるなんて、と驚きました。
「いねむりピグモン」パンツ&財布
石川居眠りしているピグモンがかわいすぎるので、その様子をパンツにしました。眠る過程まで見せたくて足跡もつけています。最初のデザイン案で2色作ってみたところ、選べなくて両方欲しい!となってしまい、2色とも作りました。
2パックTシャツのピグモンと合わせて全身真っ赤なコーディネートも目立って良いと思います!
月脚赤もグレーも合わせやすそうですね。大きいサイズのプリントで迫力もあります。
石川とても着心地がいいので、カジュアルなシーンでたくさん活用していただけると思います。
どのデザインも紐の組み合わせや後ろポケットの織りネームまでこだわっていて、畳んだ時も「ウルトラ怪獣のパンツだ」とわかるようになっています。
石川いねむりピグモンでお財布も作りました。大きなアップリケと刺繍で表現して、パンツとはまた違う印象をお楽しみいただけます。反対側はピグモンの足跡を型押しして、艶がある仕上がりです。
石川内側に後ろ姿のピグモンがいて、小銭入れの中に足跡が続いています。ピグモンに荒らされたあとだからお金が入っていないんだな、しょうがないか…と思えます(笑)。
月脚これも本当にかわいいです。ピグモンが持ってっちゃったなら、仕方ないですね(笑)。
画家ヒグチユウコが描く「ウルトラ怪獣」
石川続いても、ウルトラマンコラボ初の試みです。今回は特別に許可をいただき、画家ヒグチユウコさんにたくさん描き下ろしていただきました。
ヒグチさんは実はかなりのウルトラマンファン。特に『ウルトラQ』がお好きということで「ぜひ思いっきり描いてください」とお願いしました。
コメントもいただきましたので、5種類のコレクションと一緒にご紹介します。
ヒグチユウコ普段はなるべくファンアートを描かないようにしているので、機会がないとなかなか自分の作品以外は描けないんです。ウルトラマンとグラニフのコラボは個人的に様子を伺っていたところ、石川さんからご連絡いただき、描かせていただけることになりました。
若い頃から怪獣たちが好きなのですが、ウルトラマンシリーズは当然、怪獣はやっつけられてしまう存在なんですよね。でも『ウルトラQ』は怪獣ばかりだから安心して観られると聞いて、観てみたんです。そうしたら切ない話があったり、生き物として愛らしさを感じられたり、特撮にしか出せない雰囲気がミックスされてアート性が高い作品で、大好きになりました。
私は収集癖があり、ナメゴンの形状が好きで家にソフビが30体くらいあるんです。今回はせっかくなのでそのナメゴンを描きたいと思い、ナメゴン特集のようなコレクションになりました。
「テレビの前に集合」
ヒグチユウコナメゴンをそのまま描いてしまうと、やはり『ウルトラQ』から抜き出した方が美しい、となります。私が描くならギュスターヴくんを入れて、そのおかしな雰囲気を楽しんでもらった方がいいと思いました。
ブラウン管のテレビの前でみんなが『ウルトラQ』の放送を楽しみにしています。オープニングのマーブリングがかっこいいですよね。ギュスターヴくんたちは皆ナメゴンが好きで、他にもバルンガやケムール人など、かっこいい怪獣たちを描かせてもらいました。
「大作に挑戦」
ヒグチユウコたくさんいるギュスターヴくんたちの中で、1号しか絵を描かないので、脚立の上で絵を描いている子は1号で、他の子たちは様子を見ています。魚の頭を持った子がいますが、同時期に進行していた別の絵で頭以外を食べられたので頭のみ残っているというのがリンクしています。
「ちゃぶ台の夢」
ヒグチユウコ石川さんと相談する中で「やっぱり有名なシーンも入れたいね」という話になり、シリーズ屈指のおかしい場面にメトロン星人とギュスターヴくんたちがいる夢を見た、というシーンを描いてみました。
石川ヒグチさんとのコラボアイテム、いかがでしたでしょうか?
月脚どれもすごくかわいらしいですね。『ウルトラセブン』のメトロン星人がちゃぶ台の前であぐらをかいているシーンが、こんなにかわいく描かれるなんて思いもよらなかったです。
石川「夢っぽい感じでいいよね」とヒグチさんからご提案をいただき、反転デザインのTシャツが実現しました。
石川「大作に挑戦」Tシャツはフロント中央にギュスターヴくんをプリントし、『ウルトラQ』のロゴをシルバーの刺繍で表現しています。「ロゴと自分の絵が一緒になったらうれしい」とよく仰っていたので、実現できてよかったです。
バックに大きく絵を入れ、脇に『ウルトラQ』のタグがついています。織りネームでグッとくる仕上がりです。
月脚1号くんが描いているナメゴンの絵が上手ですね。
石川ヒグチさんがナメゴンをお好きなことが伝わってきますよね。
グラニフがヒグチさんとお仕事をさせていただくようになる以前に、ウルトラマンコラボで一度ナメゴンのTシャツを作っていたのですが、初めてヒグチさんとお打ち合わせしたとき「(保存用と着る用で)2枚買いました」と仰っていただいて驚きました。
また、この絵はコメントのとおり魚の頭を持っている子がいますが、同時進行されていた別の絵に尻尾側を分けっこした子がいて、ヒグチさんの別の作品で見つけられるそうです。
月脚こちらはナメゴンを抱きしめている感じが、すごくかわいらしいです。
石川背面にもナメゴンと『ウルトラQ』のロゴをプリントしています。「大作に挑戦」と同じ織りネームもついているので、ペアで着ていただくのも楽しいと思います。
月脚このTシャツの絵はテレビに昭和感があって、またいいですね。
石川もうそろそろ『ウルトラQ』を本当に知らない世代が生まれていると思いますが、この絵でテレビの「チャンネルを回す」という意味がわかっていただけるかもしれませんね。
知っている人には懐かしさを感じていただき、新しい世代の方には新鮮にお楽しみいただきたいです。
月脚総柄のシャツ、すごくすてきです。
石川とてもリッチなものになったと思います。ヒグチさんもグラニフのデザイナーも『ウルトラマン』が大好きなので、こだわりとしてシャツの前部分はちゃんと柄合わせをしています。
月脚わあ、すごい…!
石川柄の出方に個体差があるので、店頭で選んでいただく機会があれば、好みのものを選んでいただくと楽しいと思います。シャツも脇に『ウルトラQ』の織ネームが付いています。
月脚カネゴンやナメゴン、リトラに悪魔ッ子リリーなど、なかなか商品に出てこない怪獣たちまで、たくさん描いていただきました。『ウルトラQ』を見ていないと話に上らないキャラたちなので、すごくうれしいです。
石川ヒグチさんと打ち合わせをしたら、まず好きな怪獣をバーッと挙げてくださって、僕の方が慌てて記憶を掘り起こしながらメモしました(笑)。
ナメゴンが生まれる卵を描いてくださったのですが、最初は楕円形で上がってきて、監修で「実は正円に近いんです」と教えていただき、作りながら『ウルトラQ』を改めて振り返れたのもよかったです。
月脚これを機に『ウルトラQ』も見ていただけたらうれしいですね。独特のテンポ感が今、改めてよかったりします。
石川今見ると当時の作りや、説明が多くないのが逆にいいな、と思いました。
最後に、初挑戦の商品をご紹介します。
ピンズセット 全2種
石川まずピグモン、バルタン星人、ダダのピンズセットです。
ピンズはデザインの再現度に限界がありますが、はっきり描きすぎないのもひとつの良さで、簡略化したかわいさがあります。
月脚台紙に配置されるとまたかわいいですね。
石川3体のセットなので、ダダのバックパックに他の子をつけて「ダダ以外も好きだよ」とアピールしてもいいですし、「いや、やっぱりダダだ!」とダダだけで統一したり、いろいろと楽しくお使いいただけると思います。
石川そして、ヒグチさんに描いていただいた作品もピンズにしました。台紙にはふんだんにイラストが入っています。
月脚どちらも、とってもかわいらしいです……!
石川今回も争奪戦になりそうなグッズがいくつもできてしまいました。一人でも多くの方にお届けしたいので、人気がありすぎるものは自分では買わないようにしているんですが、ピンズを作りながら「これも自分の手には来ないな」と確信していました(苦笑)。
コラボカフェのお知らせ
石川
原宿キャットストリートの「グラニフ東京」と福岡市天神西通りスクエアの「グラニフ福岡天神」のグラニフカフェで、限定デザインのラテアートも展開します。
3種類ご用意しましたが、いかがでしょうか?
月脚 すごくステキで、どれを頼もうか迷いますね。 ロゴのラテアートはなかなか見たことがなく新しいです。
石川 構想段階ではロゴのラテアートをスプーンでくるくる回すところを録画して、逆再生するとオープニングのように見えるのでは、と目論んでいます(笑)。ぜひ皆さんに体験していただきたいです。
月脚ロゴぐるぐるもやりたいし、ギュスターヴくんもかわいいし、全部頼むとお腹タプタプになってしまいますね。みんなで連れ立って行って、全部楽しみたいです。
今後のコラボ展開
石川今回のコレクションをすべてご紹介しましたが、いかがでしたか?
月脚どれも大変かわいく作っていただきました! ありがとうございます。
石川月脚さんが特に気に入ったアイテムはあるでしょうか。
月脚選ぶのは難しいですね…! ヒグチさんに描いていただいたイラストがどれもかわいくて、中でも一番気になったのは総柄シャツです。怪獣がいっぱい身にまとえて、うれしいです。
また、ショルダーバッグの底を広げたときに「ULTRA KAIJU」が見えるというギミックが個人的にすごく刺さりました。このバッグは持ちたいですね。
石川長い間コラボさせていただいていますが、円谷プロでのグラニフ商品の評判はいかがでしょうか。
月脚グラニフのアイテムはいつもおしゃれでかわいいと評判で、社内でもファンが多いです。街中で着やすいデザインになっているので着ている方を見かけることも多く、うれしいですね。
石川僕は以前、コラボシャツを着て電車に乗っていたら、僕より年上の方から「すいません、その服はどこで買えるんですか?」と聞かれたことがあります。「グラニフです!」と自信満々に答えました(笑)。
いつも寄るコンビニなどで「それ、ウルトラマンですよね?」と声をかけられるような、日常で着れて、さらに会話が広がるようなアイテムが作りたいと思っていたので、自分で体感できてうれしかったです。
月脚ショーやイベント会場では、ウルトラマンたちに会うためにコラボ服を着て来て下さる方が多いのですが、やはり自分が関わった商品を大人から子どもまで楽しんでいただけている姿を見ると、すごくやりがいを感じますね。
また、普段着として『ウルトラマン』の服を着ていただくことはまだまだ少ないと思っているので、街中で見かけると日常に溶け込んでいることがうれしくて、振り返ってしまいます。
石川月脚さんが今後グラニフと作ってみたいウルトラマンのアイテムはあるでしょうか?
月脚テントもそうですが食器など、家で使える身近なものに展開を広げたいですね。傘もぜひ次回のコレクションでご検討いただけたらと思っています。
石川透明のビニール傘で、開いたときに風景に突如ウルトラマンが現れるようなデザインを作ってみたいですね。
月脚傘のウルトラマンと自分と、まわりの風景が一体になったらすてきですね。
石川ウルトラマンたちがもし自分の日常にいたら、が体験できるアイテムがあったらおもしろいですよね。次回以降のウルトラマンコレクションでも、新しい体験を広げて行きたいと思っていますので、今後のコラボレーションもぜひご期待ください。
PROFILE

株式会社 円谷プロダクション
営業本部 セールスグループ
月脚 知美アパレルカテゴリ担当として、様々なブランドとのコラボレーションの企画・監修を担当。大人になってからハマったウルトラ女子。好きなウルトラマンはウルトラマンゼロ。

ヒグチユウコ画家。

石川 祐|株式会社グラニフ
ライセンスプロデューサーグラニフのコラボレーション責任者。コラボ商品の企画立案から商品リリースまでを総合プロデュース。作家や作品に寄り添い、一人のファンとして、商品開発に取り組んでいる。趣味はエンタメ全般、他人の趣味の話を聞くこと。
編集:石川祐 / 文章:kao / 写真:泉大悟
ウルトラマン コレクション フォトギャラリー
撮影:村本祥一<BYTHEWAY>











































































