ポケモンカードゲーム×
はじめしゃちょー×グラニフ!
スペシャルコラボレーション
『P-Lab.』の全貌公開
世界的な人気を誇るポケモンカードゲーム※注1と大人気動画クリエイターはじめしゃちょー、
そしてグラニフとのコラボレーション企画、その名も『P-Lab.(ピーラボ)』が実現しました!
今回のコラボレーションで特別に制作されたカード「いたずら好きのピチュー」の開発秘話から
カードデザインを採用したアパレルアイテムや雑貨のご紹介、
そしてポケモンカードゲームを制作している株式会社クリーチャーズのインタビューまで、
『P-Lab.』の全貌をお届けします。
※注1)ポケモンカードゲーム:ビデオゲーム『ポケットモンスター』シリーズの世界をテーマにした、2人で遊ぶ対戦型トレーディングカードゲーム。
1996年の発売から26年が経ち、当時の子ども世代が親になり、自分の子どもと遊ぶ二世代間で楽しめるゲームに発展。
海外での人気も高く、13言語で販売され、76のエリアで遊ばれている。(2022年5月時点)。
詳しくはこちら > ポケモンカードゲーム 公式サイト 「トレーナーズウェブサイト」
はじめしゃちょーが考える
ポケモンカードゲームの魅力は、
「わかりやすさ」と
「一発逆転ができる奥の深さ」
大のポケモンカードゲームファンであるはじめしゃちょーは、公式大会に選手として出場するだけではなく、イベントオーガナイザー※注2としての資格を取得するほど。※注2)イベントオーガナイザー:株式会社ポケモンがサポートするポケモンカードゲームのイベント(公認自主イベント)を開催できる、ポケモンカードの遊び方をマスターしたことを証明する資格。
── まずは、はじめしゃちょーとポケモンカードゲームとの出会いを教えてください。
「幼稚園の時にビデオゲームの『ポケットモンスター』シリーズの存在を知りました。お父さんが『ポケットモンスター 赤・緑』の緑をプレイしていて、それを借りて遊んだことがきっかけで、ポケモンに興味が湧きました。その後、ポケモンはトレーディングカードゲームも販売されているということを知ったのが、ポケモンカードゲームとの出会いです」
── ご自身で実際にポケモンカードゲームを購入したのは?
「最初に手に入れたのは、2018年に発売された「GXスタートデッキ」です。もともとトレーディグカードゲームが好きだったのですが、500円でデッキ※注3が買えて対戦ができることに大きな魅力を感じました。友達や後輩とひとつずつ買って、対戦をしました」※注3)デッキ:戦略的に組み合わせたカード60枚の束。ポケモンカードゲームは、2人のプレイヤーがそれぞれ1つずつデッキを持ち寄って、対戦を行う。
── はじめしゃちょーがポケモンカードゲームに感じる魅力は、具体的にどんなところでしょうか。
「まずは、ルールのわかりやすさです。ポケモンのワザを交互にくり出して、先に相手のポケモンを6匹「きぜつ」させた方のプレイヤーが勝ちになるルールは、とてもわかりやすいです。トレーディングカードゲームを知らない人でも、すぐに覚えられるのではないでしょうか。あとは、やはり可愛いくてカッコいい、親しみのあるポケモンがカードになっているので、手に取りやすい!好きなポケモンのカードをコレクションするのも楽しいです」
── 手に入れて嬉しかったカードを教えてください。
「マニアックな話になりますが、いいですか(笑)?カプ・テテフGXというポケモンのカードがありまして、発売された当時は、誰もがデッキに入れるほどの強力なカードでした。それが喉から手が出るほど欲しくて、拡張パックでカプ・テテフGXのカードを手に入れた時に『ついに始まった!これでポケモンカードゲームの強豪プレイヤーと肩を並べられるスタート地点に立てた!』と興奮しました。目当てのカードを手に入れた喜びは、その時に初めて味わいました」
── ポケモンカードゲームの対戦は、「強さを競い合う面白さ」と「好きなポケモンで戦う楽しさ」があると思います。つまり、強さと楽しさ、二つの魅力がありますね。
「そうですね!大会などで強さを競う人達だけでなく、色々な角度から対戦を楽しむ人たちもいらっしゃいます。僕は前者です。僕が好きなポケモンの中に、レックウザがいます。ポケモンカードゲームを始めて間もない頃、レックウザを中心にした強いデッキを組んでいました。レックウザのデッキを持って、お店で開催されている大会に参加してみたら、初出場にも関わらず優勝してしまいまして(笑)」
── 自分で考え抜いたデッキで対戦をして、相手に勝利する喜びは格別ですね。
「いろいろな人たちにアドバイスをいただいて、ネットで公開されているデッキも参考にしながら、自分のレックウザデッキを強化しまくった結果、優勝することができました。ポケモンカードゲームはそれまでも十分に楽しんでいたのですが、この大会での優勝を機に勝つことの喜びを覚え、そこから強さを追い求め始めました」
── ポケモンカードゲームの対戦について、どんな魅力を感じますか。
「対戦した時、上級者のプレイヤーが一方的に有利になりそうですが、実はそうではないところが、ポケモンカードゲームの魅力で奥深いところです。不利な状況で、ピンチになればなるほど、使い道が出てくるカードがあります。これらのカードを使えば、負けているプレイヤーでも大逆転できる可能性が出るところが、本当に面白いです。それに気づいた時、絶妙なゲームデザインだな、と感動しました」
はじめしゃちょーのアイデアを詰め込んだカードと
アパレルアイテム・雑貨の制作秘話
── 今回のコラボプロジェクト
『P-Lab.』が始動し、ポケモンの新しいカードを制作する話が決まって、どう感じましたか。
「喜びというか感動というか、このような機会はなかなかない、という光栄な気持ちでいっぱいでした」
── 『P-Lab.』から生まれたカード「いたずら好きのピチュー」には、はじめしゃちょーのアイデアや意見が反映されているそうですね。
「企画の段階から、自分の想いやアイデアは、かなりお話しました。当初、他のポケモンたちも候補にいたんですよ。長い時間をかけて、様々な角度から話し合ったうえで、僕が一番好きなポケモンであるピチューにたどり着きました」
── ピチューの好きなところを教えてください。
「世間では、“ポケモン=ピカチュウ”というイメージを持っている人も少なくないと思います。ピチューは、ピカチュウの進化前のポケモンです。魅力的なポケモンなのでピカチュウに負けないぐらい、ピチューを盛り上げたい、と思いました。『P-Lab.』を通じて、ピチューの可愛らしさを改めてたくさんの人に伝えたいです」
── 今回のカード「いたずら好きのピチュー」。ピチューの目や眉の表情は、はじめしゃちょーの提案だそうですね。
「はい、こだわりました(笑)。最初は明るい表情のピチューだったのですが、ちょっと悪いことを考えている目のピチューに。僕もYouTubeの動画では、ドッキリやいたずらをするタイプなので、その性格をピチューにも託したいと思いました。このピチューは、まさにドッキリを仕掛けている表情をしていますね」
── 続いて、コラボレーションアイテムについてもお聞かせください。アイテムのデザインを決める際は、はじめしゃちょーも打ち合わせに参加したとお伺いしました。実際にアイテム制作に携わってみていかがでしたか?
「僕も含め、一緒につくってくださっている方々の間に共通のテーマとしてあったのは、”おしゃれにしたい”という想いでした。ポケモンカードゲーム感をさりげなく出しつつ、おしゃれ感を出したい。その結果、バランス良くおしゃれに着られるアイテムができたと思います」
── 「いたずら好きのピチュー」のワザ「どたばたパーティ」は、このカードのオリジナルのワザですが、どんな特徴がありますか?
「ワザの設計も話し合いを重ねて、最終的に『どたばたパーティ』になりました。コインを投げてオモテだったら相手のポケモン全員にダメージを与えられ、ウラが出たら自分のポケモン全員にダメージを与えなければならない。こんな風にどたばたしている感じが、イラストに合っていてとても気に入っています」
── イラストはよく見ると、様々な仕掛けが隠されていますね。
「そうなんです。例えば、イラスト全体がカメラの録画画面のようになっていたり、その中の録画日時が、さりげなく僕の誕生日の2月14日になっているなど。他にどんなドッキリが仕掛けられているかは、ぜひ実際のカードを手にとって見つけていただけたら、と願っています!」
── 今回のコラボレーションプロジェクト名の『P-Lab.』には、どんな想いが込められているのですか。
「自分が『ドクターはじめ(Dr.hajime)の実験コーナー』という実験動画を発信しているので、それに絡めて実験室を意味する『Lab.(ラボ)』というキーワードを入れてもらいました」
── 『P-Lab.』のロゴデザインについても、はじめしゃちょーがアイデアを出されたそうですね。
「ピチューは耳が特徴的なので、耳の要素を『P-Lab.』のロゴに入れたい、と思いました。ポケモンに詳しい方であれば、耳を見ただけでもピチューだとわかりますよね?そこで、ラボという単語の『L』と『b』の文字をピチューの耳に見立てたデザインにしていただきました」
── 『P-Lab.』のアイテムを、はじめしゃちょーさんはどんな時に使いますか?また、お客様にはどんな時に使ってもらいたいですか?
「自分は日常的に着たいと思っています。普段使いで着られるデザインなので、お客様にも可愛く、カッコよく、いろいろな場面で着こなしていただけるととても嬉しいです。ポケモンカードゲームが好きな方にはぜひ、友達と対戦をする時や、ポケモンカードゲームのイベントに参加する時にも着ていただきたいですね」
── 『P-Lab.』のプロジェクトを通じて、ピチューのことがますます好きになったのでは?
「常に最高に好きです!この愛は揺るぎないと思います(笑)。ピチューの素晴らしさをたくさんの方々に広めたいですね。『P-Lab.』を通じて、今まで以上に、ピチューの良さに気づいていただけると嬉しいです」
Profile
はじめしゃちょー
「自由」をモットーにしている超フリーダムな動画クリエイター。実験系をメインにオールジャンルでなんでもしたいことを動画にしており、体を張ったネタや、誰もしないような斬新で手の込んだ動画で、若年層より圧倒的な支持を得ている。アニメでの声優業、TV出演、メディア取材等も受けており、活動の幅を広げている。
ポケモンカード愛溢れる
はじめしゃちょーが
P-Lab.商品の魅力を
ご自身のチャンネルにて徹底解説!
はじめしゃちょー
モデル画像公開!
今回のコラボレーションアイテムをはじめしゃちょーに着用していただき撮影。グラニフオンラインストアで「P-Lab.」各アイテムの商品画像をチェック!
はじめしゃちょーの
ポイント解説付きで
コラボ全アイテムをご紹介!
定番のTシャツからシャツなどのアパレルアイテムに、ハット、スニーカー、トートバッグ、マグカップなどの雑貨・小物類。コラボレーション全14アイテムを、はじめしゃちょーの紹介コメントとともにお届けします。
ピチューの後ろで青ざめる
白衣姿の青年にご注目!
いたずら好きのピチューのカードイラストを採用したTシャツは、白と黒の2色展開。お揃いで使えるキッズサイズも。
「いたずら好きのピチューのカードに記載されている文字を英訳して、最高にカッコよくデザインしていただきました。イラストにも注目。研究所でいたずらをしているピチューの後ろで青ざめている人物の正体を想像してみると、面白いですよ!」(はじめしゃちょー)
掲載アイテム
ポケットにはお気に入りの
ポケモンカードをたっぷり収納!
程よくルーズに着こなせる旬なシルエットのTシャツは、炎や雷などのエネルギーマークをパターン化。「ポケモンカードゲームのエネルギーマークを散りばめた、これまでにありそうでなかったデザインです。ポケットの内側には、いたずら好きのピチューのカードや“ダメージカウンター”のデザインが隠されています。このポケットには60枚デッキを入れられるので、対戦したい時にすぐに遊ぶことができます!」(はじめしゃちょー)
キッズサイズにも、大人と同じ大きさのポケットがついています。
ピチューのシルエットを見つけて!
遊び心満載のデザインTシャツ
ポケモンカードゲームのロゴが中央に刺繍されたTシャツは、至るところにこだわりが見え隠れ。「敷き詰められたポケモンカード裏面の隙間をよく見ると、ピチューのシルエットが!さらに右裾の内側にはいたずら好きのピチューのカードがデザインされています。こだわりと、さりげない遊び心がうれしいですね!」(はじめしゃちょー)
触れるとひんやり!?
胸ポケットから飛び出すのは・・・
ハリのあるさらりとした肌触りが特徴のベーシックな半袖シャツ。
「こちらもポケモンカードの裏面を並べたデザイン。カードとカードの間に、こっそりピチューのシルエットが隠されています。胸ポケットからは、僕の代名詞でもある“スライム”がはみ出しています。このスライムは、触るとひんやりしているんですよ!ぜひ手にとって体験してほしいです」(はじめしゃちょー)
掲載アイテム
テーブルに映えるマグカップ &
収納力も抜群なキャンバストート
[右] 肩掛けできる丈夫なキャンバス生地を使用したトートバッグ。ノートパソコンも入る少し大きめサイズで収納力も◎。「このバッグはとにかく様々なシーンで、便利に使えます。僕もヘビロテ間違いなしです!」(はじめしゃちょー)
[左] テーブルを彩る、日常使いにぴったりなマグカップ。「Tシャツのデザインを基本にしたマグカップです。これも英語訳された文字がカッコよくデザインされていておしゃれ!コーヒーやお茶を飲むなにげないひとときも、きっと楽しくなりますね!」(はじめしゃちょー)
白いキャンバススニーカーに
ポケモンカードゲームの世界を表現
クリーンな白いキャンバスがスタイリングに合わせやすいハイカットスニーカー。
「ポケモンカードゲームのエネルギーマークやモンスターボールなどのパターンデザインです。右側にはいたずらをしているピチュー、左側にはポケモンカードゲームのロゴがプリントされているのがポイントです!」(はじめしゃちょー)
掲載アイテム
スタイリングに合わせて
楽しみたいリバーシブルハット
リバーシブル仕様のバケットハット。その日のスタイルに合わせて無地と総柄をお楽しみいただけます。
「いたずらをたくらむピチューの顔がなんとワンポイント刺繍に!裏返すと、ポケモンカードゲームのエネルギーマークやモンスターボールが並んだ総柄デザインが。派手な面とシンプルな面、その日の気分で着こなしを楽しめます!」(はじめしゃちょー)
掲載アイテム
特別デザインのポケモンカードと
ショップバッグをプレゼント
グラニフ国内店舗、グラニフ公式オンラインストアにて、コラボレーション アイテムを予約・ご購入いただいた方に先着で、特別にデザインされたポケモンカード「いたずら好きのピチュー」、「オリジナルショップバッグ」をプレゼントします!※「いたずら好きのピチュー」と「オリジナルショップバッグ」は無くなり次第終了となります。
① 特別デザインのポケモンカード
「いたずら好きのピチュー」
今回のコラボレーションのために制作されたスペシャルなカードです!
※P-Lab.商品、1点ご購入につき、1枚プレゼント。
② P-Lab. オリジナルショップバッグ
ポケモンカード「いたずらピチュー」のイラストを全面にプリント!
※P-Lab.商品を含む、1度のお会計につき1枚プレゼント。
店舗限定アイテムの紹介
イベント情報
限定Tシャツを原宿旗艦店など、5店舗で販売
いたずら好きのピチューを採用したTシャツの店舗限定カラー3色(ペールグリーン、シグナルレッド、ヘザーグレー)を原宿旗艦店、イオンモール浜松市野店、ららぽーと横浜店、ららぽーとEXPOCITY店、タカシマヤゲートタワーモール店の5店舗で5月31日(火)より販売します。
P-Lab.発売記念
ポケモンカードゲーム大会開催!
今回のP-Lab.コラボレーションアイテム発売を記念して、ポケモンカードゲーム大会の開催が決定!
開催日時や場所、詳細につきましては、ポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」にてお知らせいたします!
1枚のカードを1年かけて
丁寧に制作する
ポケモンカードゲームの
知られざる舞台裏
1枚のポケモンカードはどのようにつくられているのか。「いたずら好きのピチュー」のカードは、どのような想いを込めてつくられたのか。ポケモンカードゲームのファンなら誰もが気になる開発秘話を、株式会社クリーチャーズのディレクターである齊藤はる氏に伺いました。
<株式会社クリーチャーズ>
今回のコラボレーション企画『P-Lab.』のための特別なカード「いたずら好きのピチュー」の制作を担当。 ポケモンカードゲーム、デジタルゲーム、3DCGの開発を基本に、映像や書籍なども企画、開発、プロデュースしている企画開発会社。
── 1枚のポケモンカードを新たに作成する時の制作期間は、平均でどれくらいになるのでしょうか。
「イラストの発注から納品まで、約9週間、商品の企画から実際の発売に至るまでは、約1年の幅を持たせてつくっています」
── 企画やイラストレーターさんへの依頼など、1枚のポケモンカードができるまでのプロセスを教えてください。
「まず企画を決めていきます。次にその内容に合わせてポケモンのラインナップを決め、ワザやHPなどのデータ設計をします。その後、弊社内、株式会社ポケモンさん※注4に企画の承認を取っていきます。承認が取れたら、作家さんにイラストを発注。まずラフを作成していただき、そのラフを株式会社ポケモンと一緒に監修していきます。OKになるまでブラッシュアップと修正をくり返します。イラストが完成したら、イラストをポケモンカードのフォーマットに当て込んで、1枚のカードに仕上げていきます。その後は、校了するまで、校正を何度もくり返します。
今回の『P-Lab.』の「いたずら好きのピチュー」の場合は、企画とそれに合ったイラストが大切なので、グラニフさんや株式会社ポケモンさんと綿密なコミュニケーションを取りながら、完成させました」
※注4)株式会社ポケモン:ポケモンというコンテンツに特化し、永続的なブランドに育てるために、原著作権者によって1998年に設立された企業。コンテンツや商品づくり、マーケティング、その他あらゆる活動を通じて、ポケモンの個性を引き出し、その魅力を広く伝えることに注力する。
── ポケモンカードゲームのイラストに携わるイラストレーターは、何名くらいいらっしゃるのですか。また、どんな経歴の方が多いのでしょうか。
「現在、メインで活躍されているイラストレーターさんは110~140名です。ポケモンカードゲームは、トレーディングカードゲームとして、個性的なイラストが数多くあることで、商品の魅力がアップします。ですので、ポケモンカードゲームのイラストは、ゲーム業界やアニメ業界、絵本作家さん、映像作家さんなどなど、本当に多種多様な方々に、限定することなく依頼をさせていただいています」
個性を表現するアイテムとして、
ポケモンカードゲームを発展させる
── 『P-Lab.』の「いたずら好きのピチュー」のイラストは、どのような点にこだわって制作されましたか。
「はじめしゃちょーさんとグラニフさんのコラボという企画は、トレンドかつキャッチーな内容で、弊社ではポケモンカードゲームを、今以上に幅広い、新しい若い世代にも手に取ってもらえるチャンスだ、と考えました。今の時代に合ったポップなイラストの表現や、若い世代の方々が身に着けたくなるデザイン性が重要です。そのために、企画意図をしっかり表現していただける作家さんにイラストを依頼したいと思いました」
── 「いたずら好きのピチュー」のイラストを担当された、こまやま明さんは、どんな作品のテイストを持った方ですか。
「こまやま明さんは、元々デザイナーでイラストを描くだけでなく、デザインもされています。ポケモンの世界観をご理解いただいた上で、今にフィットするようなキャッチーなイラストを描ける方です。
私の思いとして、ポケモンカードゲームは、いわゆる「遊び」の領域を超えて、自分自身のパーソナリティの一部として、身に着けたり手に持ったりするようなものとして、と考えています。
今回のプロジェクトには、ポケモンカードゲームを、デザインやファッションの分野と融合させることで、新しいポケモンカードの在り方の一つにできれば、という思いで企画をさせていただきました。こまやま明さんにイラストをお願いすることで、ポケモンカードの新しい見え方、表現を広げられたと感じています」
── 「いたずら好きのピチュー」のイラストは、こまやま明さんにどのような依頼をされたのでしょうか。
「こまやま明さんには、今回コラボする意味や、誰に向けてどんなイラストにしたいか。そして、キャッチーで今どきのテイストを表現することで、より幅広い若い世代の方々とポケモンカードゲームをつなげたい、という弊社の想いをお伝えしました。
また、ピチューがいたずらをして無邪気な表情を浮かべているところや、部屋をぐちゃぐちゃにしているところ、他にも手にとった方々が「あ、これだよね!」と楽しめるような仕掛けなど、細部まで表現をお願いしました。
結構無茶振りだったのですが(笑)本当にキレイにまとめていただけました」
── 「いたずら好きのピチュー」のカードの制作で、最も気を付けた点があれば教えてください。
「『P-Lab.』では、キャッチーでおしゃれなテイストを、誰に描いてもらうかが最も大切なことでした。関係各社で何度もどなたに依頼したいかを話し合いました。最終的にこまやま明さんに決まった後は、ただただ仕上がりを楽しみにしながら制作していました」
Profile
株式会社クリーチャーズ
ポケモンカード開発本部 カード開発部
イラストチーム イラストディレクター
齊藤 はる
ポケモンカードゲームのイラストディレクターとして、イラスト全体のクオリティ管理、企画などのディレクションを担当。また、シリーズを通したイラストのコンセプトを固めるという重要な役割も担っている。企画段階のコンセプトイラスト、イメージアートなども自ら制作する。
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
撮影/取材:山本佳代子、静物:村本祥一<BYTHEWAY> 文/元宮秀介